Flutterコマンドを深掘りします！1回目
目次
flutter run – 実行コマンド
開発で一番使うコマンドです！
# シンプルに実行
flutter run
# リリースモードで実行
flutter run --release
# デバッグモードで実行（デフォルト）
flutter run --debug実行中のキーボードショートカット
アプリ実行中にターミナルでキーを押すと便利な機能が使えます：
| キー | 機能 | 説明 |
|---|---|---|
| r | ホットリロード | コードの変更を即座に反映（状態維持） |
| R | ホットリスタート | アプリを再起動（状態リセット） |
| h | ヘルプ | 使えるキーの一覧を表示 |
| d | デバッグ情報 | デバッグツールを開く |
| p | グリッド表示 | UIのグリッドを表示/非表示 |
| o | プラットフォーム切替 | Android/iOS を切り替え |
| q | 終了 | アプリを終了 |
| s | スクリーンショット | 画面キャプチャ |
💡 ホットリロード vs ホットリスタート
ホットリロード（r）
// UIを変更
Text('Hello')
↓
Text('こんにちは')
// 「r」を押すだけで即座に反映
// 状態（変数の値など）は保持される使う場面：
- UIの調整
- テキストの変更
- 色の変更
- レイアウトの微調整
ホットリスタート（R）
// initState() の内容を変更
// クラス構造を変更
// グローバル変数を変更
// 「R」を押してアプリを再起動
// すべての状態がリセットされる使う場面：
- 初期化処理を変更したとき
- クラス構造を変更したとき
- ホットリロードでうまく反映されないとき
🎯 デバイスを指定して実行
# 接続されているデバイスを確認
flutter devices
# 出力例:
# iPhone 16 (mobile) • 00008140-xxx • ios • iOS 18.2
# sdk gphone64 arm64 (mobile) • emulator-5554 • android-arm64 • Android 14
# 特定のデバイスで実行
flutter run -d emulator-5554 # Androidエミュレータ
flutter run -d iPhone # iOSシミュレータ
flutter run -d chrome # Chromeブラウザ🔍 詳細ログを表示
# 詳細なログを表示
flutter run -v
# または
flutter run --verbose
# エラーの原因を調べるときに便利🔍🎨 その他の便利なオプション
bash# ポート番号を指定
flutter run --observatory-port=8888
# 特定のDartファイルを起動
flutter run lib/main_dev.dart
# プロファイルモード（パフォーマンス測定）
flutter run --profile
# トレース有効化
flutter run --trace-startup
