Dropboxでのプロジェクトの罠

android/ ディレクトリで実行すると何も起きません。必ずルートで。

flutter clean
flutter pub get
dart run flutter_launcher_icons

リリースまでいったこのコマンドを何回打ったことでしょうか
200回は軽く超えていると思います。

目次

Dropboxでのプロジェクトの罠

そのたびに赤い文字だらけの恐怖のエラー

→ Dropbox がビルド中の一時ファイルをロックして、Flutter が「ファイル消えた」と勘違いしているらしい。
Dropbox / iCloud / OneDrive 配下でよく起きるトラブルで
クラウド同期ソフトがビルド途中の一時ファイルを触ってしまい、Gradle が「消えた!」とエラーを出す

Dropboxにプロジェクトをつくるとこうゆうことがあるらしい。

プロジェクトを Dropbox 外のローカルディスクにコピー

mkdir ~/flutter_projects
cp -r ~/Library/CloudStorage/Dropbox/flutterapp/_XXXXX
~/flutter_projects/XXXXX
cd ~/flutter_projects/XXXXX

クリーンして再ビルド:

flutter clean
flutter pub get
flutter create .            # ← これが肝心。platform フォルダを最新雛形に再生成
成功すれば、必ずここに出力されます:build/app/outputs/bundle/release/app-release.aab

android/app/build.gradle.kts の signingConfigs / buildTypes を一応確認

署名設定の確認コマンド

cd android
./gradlew :app:signingReport


その中の Config: upload が使われていて、SHA1 が自分のものであればO

いま android/ の中にいる可能性があるので、まずは プロジェクトのトップフォルダもどります
いまどこにいるか確認:

pwd

e/android のように表示されたら、一つ上に戻ります:

cd ..

そして、このお決まりのコマンド

flutter clean
flutter pub get
flutter build appbundle --release

このあと、数度失敗



最後の決めのコマンドが

cd android
./gradlew clean
./gradlew :app:bundleRelease --info --stacktrace

やった!ビルド通りました!!
ようやくbuild/app/outputs/bundle/release/app-release.aabが生成

keystore 側の指紋を再確認

unzip -p android/app/build/outputs/bundle/release/app-release.aab META-INF/KEY0.RSA \
| keytool -printcert | grep -E -m1 'SHA1|SHA-1'

署名完全一致を確認

これで提出

1.  Play Console → 対象アプリ → 「製品版」(または内部テスト) → 新しいリリース
2.  「アプリのバンドルをアップロード」に、上記 app-release.aab をドラッグ&ドロップ
3.  リリースノートを記入
4.  内容確認 → 送信

バージョン 1.1.2(10)などは自分で入れる必要なし
version: 1.1.2+10 を pubspec.yaml に書いてビルドしたので、
AAB の中に埋め込まれている versionName = 1.1.2、versionCode = 10 を Play Console が自動で読み取ります。
ユーザーが入力するのは「リリース名」「リリースノート」だけでOKです。


数時間後、ようやく審査がとおり更新できました。

更新だけなのに、長い道のりでした・・・

アドレスは
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sonidotecnica.guitar_note_26cards

それにしても全く
プレイストアで検索しても自分のアプリがでてきません。

自分のアプリの正式名称をいれても検索されません。
自分のアプリが検索できたのは初めてリリースした直後だけ。

いくら人気がない、ダウンロード数が少ないアプリといっても、せめて正式名称で検索できないのは残念すぎます。
これでは永久にダウンロードされる見込みもなし。

今日、問い合わせてみることにしました。
それから、Dropboxのプロジェクトはバックアップとして残す(本命の保険用)けれど
コピーした方を今後は使おうと思いました。
名前も今後間違えないようにbackup_をつけておきました。

Dropbox/
└── xxxxx_backup_20250822 ← 古いバックアップ保管

Mac ローカル (~/flutter_projects/)
└──xxxxx_migrate ← 開発はこれだけ

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